

この記事の信頼性
この記事を書いた僕は、家庭教師として10年以上の経験を持ち、小学生から高校生まで、幅広く教えたことがあります。今現在も、ほぼ毎日家庭教師として、生徒の学習指導を行っています。
今回の記事では、家庭教師に必要なもの、大学生が家庭教師のアルバイトをするメリット、デメリットについてご紹介します。
「自分に生徒を教えることができるのかな・・・」と、不安に思われるかもしれませんが、最後までお読みいただくことで、「やってみよう!!」と思っていただけるはずです。
それでは、はじめていきますね。
家庭教師に必要なもの
家庭教師として必要なものは、以下の通りです。
ココがポイント
①ノート、筆記用具、クリアファイルなど文房具
②生徒、保護者とのコミュニケーション能力【少しずつ向上すればOKです】
③指導前の準備【完璧を目指す必要はありません】
④生徒の気持ち、心情を理解する
⑤笑いのセンス【少しずつ高めればOKです】
一つずつ解説していきますね。
その①ノート、筆記用具、クリアファイルなど文房具
生徒指導に必要なものとして、ノート、ペン、クリアファイルなどの文房具は必須です。
100円ショップで売っている、大きめのペンケースがあれば便利です。
ペンは黒、赤、青、緑、シャーペンが1本で使えるものがオススメです。
生徒が解いた問題を採点するときは、赤。解説のときには、黒と青。強調したいポイントは緑。このように、色を使い分けることで生徒指導がスムーズに進みます。
クリアファイルも数枚用意しておけば、プリント類をまとめるのに大変便利です。
必要な筆記用具、文房具は指導を進めるにつれて、生徒ごとに必要なものが異なるので、徐々にそろえていけばOKです。
僕の使用しているお気に入りのペンをご紹介しておきます。
その②生徒、保護者とのコミュニケーション能力【少しずつ向上すればOKです】
生徒には学習指導を行い、成績を向上させることが第一ですが、それだけでは生徒はなかなか勉強に身が入りません。
生徒とは学習指導以外にも、部活のこと、友人とのこと、興味のある漫画やアニメ、ゲームのことなどを交えながら話していくと、学習指導もスムーズとなります。
僕は学習指導の際には、科目が終わるごとに、単元が終わるごとに、日常会話を取り入れ、生徒の飽きが来ないよう、注意しています。
指導が終われば、保護者に指導内容を伝えることになります。その際にも、生徒の学習面、生活面で、何か変わったところが無いかをお伺いすると、「この先生は子供のことを真剣に考えてくれている」との安心感を持ってもらえます。
こうしたコミュニケーションは、最初からはうまくいかないので、指導を続けていくうちに、徐々に向上していけばOKです。
その③指導前の準備【完璧を目指す必要はありません】
学習指導を行う際に、指導前の準備を少しでもやっておくと、指導がスムーズに運びます。
登録する家庭教師会社にもよりますが、購入してもらった教材を主に使用していきます。
例えば、中学2年生の数学を指導するとします。単元は一次関数とします。
生徒の学力が極端に低い場合は、いきなり一次関数の単元を説明しても、わからないので、中学1年で習った、比例の単元から復習する必要があります。
教えることに慣れてくれば、生徒の学力に応じて柔軟に対応することが出来るようになりますが、慣れないうちは、何から教えればよいか戸惑ってしまうこともあります。
出来る範囲で、教える側も予習を行い、心に余裕をもって指導に臨むと良いですね。
その④生徒の気持ち、心情を理解する
生徒は小学生、中学生、高校生であり、自分よりも年下です。学校で嫌なことがあった、部活でうまくいかなかった、母親に怒られた、などなど。気持ちの変化は、激しいものがあります。
そんな時には、学習指導の前に生徒の話を聞くことも必要です。生徒も人間、教える側も人間です。喜怒哀楽は必ずあります。
生徒が何を考え、何を望んでいるのか、言葉やしぐさ、行動から予想できるようになると、生徒との関係もグッと良くなり、互いの信頼関係も強くなります。
その⑤笑いのセンス【少しずつ高めればOKです】
真剣に学習することは大切ですが、どうしてもそればかりでは、生徒は飽きてきます。
人間の集中力は大人でも45分程度が限界であるといわれます。生徒によっては、30分程度しか続かないこともあります。
そうした時に、笑いはアクセントになります。
お笑い芸人のように、上手に笑わせることは難しいですが、ちょっとした一言、行動で生徒は笑ってくれます。
僕は、プロフィールのイラストと、ブログの名前からお分かりかと思いますが、若干、ハゲています(笑)
すいません。嘘つきました<(_ _)>ペコッ。 かなりハゲています(笑)
この「ハゲネタ」はけっこうおいしいもので、大概の生徒はハゲに関連したことを言うと、笑ってくれます。
もちろん、笑わそうと思って放つ渾身のボケが、見事にスベることもありますが。くじけてはいけません。
スベることを恐れず、生徒を笑わせにいきましょう。


家庭教師としてアルバイトすることのメリット
家庭教師としてアルバイトすることをメリットは、以下のようになります。
ココがおすすめ
①問題解決能力が向上する
②コミュニケーション能力が向上する
③自分に自信が持てるようになる
④毎月そこそこの収入が得られる
⑤若い生徒からエネルギーをもらえる
一つずつ解説していきますね。
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①問題解決能力が向上する
家庭教師をすることで、問題解決能力が向上します。
生徒の成績を上げるために、何をすればよいのかを常に考えるからです。考えを実践し、結果が伴わなければ、再度考え、実行する。これを繰り返していきます。
会社に例えれば、売り上げをどのようにアップさせるのか、人件費をどのように削減するのか、市場シェアをどのように拡大するのか、などなど。
この記事をお読みの方は、大学生が多いかと思われます。将来就職した際にも、自ら問題、課題を発見し、どのように解決していくかが求められます。
家庭教師を継続することで、生徒の成績向上=問題解決能力の向上が、体験できます。
②コミュニケーション能力が向上する
指導時間は1回あたり、90分から120分程度になることが多いです。
その間、ずっとしゃべり続けるわけではありませんが、生徒の様子、言葉から、どのような対応をすべきかを常に、考えることになります。
ある問題が分からないとして、どのような言葉を用いて説明し、紙に書いて説明するかを考えるので、自然とコミュニケーション能力が高まります。
生徒の学年によっては、言葉をかみ砕いて説明しなければならないこともあります。小学生に話す内容、中学生に話す内容、高校生に話す内容は、それぞれ異なります。
試行錯誤しながら、話す言葉、書き記す言葉を考える習慣が身につきます。
③自分に自信が持てるようになる
自分の指導により、生徒の成績が向上し、保護者の喜ぶ姿を目の当たりにすると、自分に自信が持てるようになります。
特に、中学3年生が希望する高校に合格した時。高校3年生が志望大学に合格した時などは、僕も生徒も、保護者も喜びを爆発させてきました。
そんな体験を通じて、「自分はやれる。できる。大丈夫l」との思いが強くなっていきます。
日常生活においても、家庭教師で成功した体験が、自分の行動に自信を持たせてくれるようになります。
④毎月そこそこの収入が得られる
一般的に家庭教師の時給は、その他のアルバイトよりも高めに設定されています。
1時間当たりの時給は、1,500円から2,500円程度であることが多いです。
経験年数と、生徒の成績向上・合格実績によっては時給アップも見込めます。
時給と担当生徒数に応じて、下記のような収入が見込めます。
1回あたりの指導時間は2時間、1週間に1回の指導回数で計算しています。
生徒数 | 時給 | 指導回数(月合計) | 指導時間(月合計) | 収入額(月間) |
1 | 1,500 | 4 | 8 | 12,000 |
2 | 1,800 | 8 | 16 | 28,800 |
3 | 1,800 | 12 | 24 | 43,200 |
4 | 2,000 | 16 | 32 | 64,000 |
5 | 2,500 | 20 | 40 | 100,000 |
大学生であれば、学費をすべて賄うことは難しいですが、毎月の生活費程度は稼ぐことが出来ます。

⑤若い生徒からエネルギーをもらえる
個人的に一番のメリットは、これだと思っています。自分より若い世代と交流することで、若いエネルギーをもらうことが出来ています。
まあ、僕が今年で45歳なので、親子ほどの年齢差があるから、このように感じるだけかもしれません。
大学生であれば、兄弟のような感覚で接することが出来ますね。
いづれにしても、異なる世代との会話は刺激となり、視野を広げるチャンスです。
家庭教師としてアルバイトすることのデメリット
家庭教師としてアルバイトすることのデメリットは、以下のようになります。
注意ポイント
①指導前の準備に慣れるまでは時間がかかるかもしれないこと
②生徒となあなあの関係になってしまう可能性があること
③成績が向上しないことで、生徒や保護者からの信頼が得られなくなるかもしれないこと
一つずつ解説していきますね。
①指導前の準備に慣れるまでは時間がかかるかもしれないこと
何の準備もせずに、指導に臨むことはオススメできません。
先ほどご紹介した、家庭教師としてアルバイトすることのメリットを得るためにも、指導前の準備は欠かすことは出来ません。
慣れてくれば、指導時間120分間の指導のイメージがついてきます。
例えば120分間を以下のように使うことが考えられます。
10分間 【前回の指導内容の復習・確認テスト】
10分間 【現在学校で学習している内容の把握】
40分間 【数学の学習指導】
40分間 【英語の指導】
10分間 【数学の今日の学習内容の確認】
10分間 【英語の今日の学習内容の確認】
生徒ごとにこうしたタイムテーブルがイメージできれば、準備にそれほどの時間はかからなくなります。
まずは、回数をこなして、慣れていけば自然とイメージできるようになります。
②生徒となあなあの関係になってしまう可能性があること
生徒と仲良くなることは大事ですが、親密になりすぎるのも問題です。
宿題をやらないことが当たり前になってしまう。生徒自身で考えるべき問題にも、口をはさんでしまう。
生徒も教える側にも、緊張感が無くなる、などなど。
生徒のことを思えば、時には厳しくしかることも必要です。その場合にも、感情に任せて怒るのではなく、諭すように叱ることです。
そうすることで、本当の信頼関係が築くことが出来ます。
③成績が向上しないことで、生徒や保護者からの信頼が得られなくなるかもしれないこと
家庭教師として、生徒の成績が向上しないことは、大変辛いことです。
頑張ったのにテストで点数が上がらなかった。目標とする順位に届かなかった。希望する高校や大学に合格できなかった。
長く家庭教師を続けていれば、こうした事態には必ず直面します。生徒や保護者からの信頼を失うかもしれません。
しかし、そうした場面においても、「次こそは挽回してやる」との思いを持つことが出来れば、家庭教師としての実力が上がっていきます。
家庭教師をすることは、今後の人生に役立ちます
家庭教師としてアルバイトすることのメリットとデメリットについてご紹介してきました。
結論として、大学生が家庭教師のアルバイトをすることは、大変おススメできます。
メリット、デメリット双方を比較しても、メリットのほうが大きく、問題解決能力やコミュニケーション能力など、将来的に役に立つスキルを身につけることが出来るからです。
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生徒の成績が向上し、自分自身のスキルも高めることができ、保護者からも信頼され、その上、そこそこの収入にもなる家庭教師のアルバイトを、学生のうちに経験しておくことは、決して損ではありません。
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。